JRの新型車両「Urara」が山陽本線などで運行開始

JR山陽本線などを走る新型車両、「Urara」が22日から運行を開始しました。

運行開始にあわせて、岡山駅で出発式が行われ、集まった大勢の鉄道ファンが見守る中、音楽隊の演奏とともに新型車両がホームに姿を現しました。
「227系」と呼ばれる新型車両には、公募で選ばれた「Urara」という愛称がつけられています。
山陽本線の岡山県と広島県東部の区間などを走行するため、ステンレスの車体に岡山特産の「桃」や福山のシンボル「バラ」をイメージしたピンク色のラインがデザインされています。
出発式では、JR西日本岡山支社の藤原乗将支社長が「岡山支社の管内では、20年ぶりに導入する新型車両です。皆さんに末永く愛していただきたい」と挨拶しました。
そして、岡山県の伊原木知事など、関係者がテープカットを行い、「Urara」の一番列車がたくさんの乗客を乗せて出発しました。
旅行で大阪から家族と訪れた40代の女性は「地域をイメージしたピンク色でデザインがかわいい。利用するのが楽しみです」と話していました。
「Urara」は、山陽本線のほか、瀬戸大橋線や宇野みなと線、伯備線でも運行される予定です。