路面電車の中でビールを 岡山市で“ビアガー電”の試運転

岡山市の中心部を走る路面電車でビールを飲むことができる、その名も「ビアガー電」。
8月からの本格運行を前に、試運転が行われました。

21日の試運転には、この「ビアガー電」を企画したNPOの関係者ら10人が乗客となって乗り込み、さっそく缶ビールをグラスについで乾杯しました。
電車は、岡山市中心部の2つの路線をおよそ2時間かけて往復し、乗客たちは、夕暮れから夜に移りゆく街並みを眺めながら、冷たいビールを楽しんでいました。
新型コロナの影響で、この電車が運行されるのはおよそ3年半ぶりで、友人と参加した50代の女性は「ずっと乗りたいと思っていたので、気合いを入れて、浴衣で来ました。知らない人とも同じ空間を共有し、仲良くなれるのがこの電車のいいところです」と話していました。
企画したNPO団体の岡將男さんは「だんだん暮れていく夕方の景色を見るというのが小さな旅のようで、魅力的だと思う。これから多くの人たちに楽しんでもらいたい」と話していました。
このビアガー電は、8月から11月までの間、金曜日に、あわせて7回運行される予定です。