「117系」最後の定期運行に多くの鉄道ファン 岡山駅

国鉄時代から使われてきた車両で、JR山陽本線の快速列車などとして親しまれた「117系」は21日が定期運行の最終日です。
岡山駅には多くのファンが集まり、写真を撮るなどして別れを惜しみました。

「117系」は国鉄時代の昭和54年、京阪神のエリアで「新快速」の車両として導入されその後、岡山では山陽本線の快速列車「サンライナー」などに使われ、長年、親しまれました。
老朽化による更新で引退が進み、ことし4月以降、全国で山陽本線と赤穂線のみとなっていましたが、22日に新型車両「Urara」の導入に伴い、21日が定期運行としては最後となりました。
東京から来たという10歳の男の子は「国鉄感があふれていてレトロ感満載なところが魅力です。とても格好よかったです」と話していました。
岡山駅のホームには、鉄道ファンなどがカメラ構えるなか、午後4時半ごろ、4両編成の車両が客を乗せて広島方面に向けてゆっくり出発していきました。
JR西日本によりますと今後の活用方法については「検討中」としています。
引退した「117系」の車両のなかには、長距離観光列車の「WEST EXPRESS 銀河」として活用されているものがあります。