夏の労災を防止で安全対策チェックのパトロール 赤磐の工場

暑い日が続く中、熱中症など夏の労働災害を防ごうと、赤磐市の工場で安全対策をチェックするパトロールが行われました。

パトロールは、県東部を管轄する和気労働基準監督署が実施し、赤磐市にある住宅メーカー「大和ハウス工業」の岡山工場を、職員や管内にある企業の担当者など12人が訪ねました。
職員らはメーカーの担当者の説明を受けながら、熱中症を防ぐため送風機が設置されているかや、安全に歩けるよう整理整頓ができているかなど、20の項目を確認していました。
またこの工場では、空気を送る小さなファンのついた作業服を従業員全員に配ったり、足腰の負担を和らげる装着型のアシストスーツを導入したりして、体調の管理やケガ防止の取り組みを実践していると説明を受けました。
和気労働基準監督署は、毎年7月20日から8月31日を「夏ゼロ運動」の期間と定め、労災防止を管内の事業所に呼びかけています。
石橋秀紀署長は「あらゆる労働災害を想定し、さまざまな対策を行っていたことがとても良かった。これからも安全対策をしっかり心がけてほしい」と話していました。