西日本豪雨5年 岡山市が防災対策の動画をネットで公開
西日本豪雨から5年にあわせて岡山市は、水害を教訓として進める防災対策をまとめた動画を制作し、インターネットで公開しています。
5年前の西日本豪雨で、岡山市内は東区の砂川で堤防が決壊して氾濫したほか、北区の笹ヶ瀬川で水位が上昇し排水が困難になるなどして、市内であわせておよそ6000世帯が浸水の被害を受けました。
岡山市は、この水害を教訓にハード・ソフト面での市の防災への対策をまとめた動画を制作して、動画投稿サイトで公開しています。
このなかで、北区の笹ヶ瀬川に水路の水を流すよう今保ポンプ場と白石ポンプ場を整備したほか、南区に、4万立方メートルあまりの雨水をためることができる地下トンネルを建設中だと説明しています。
また地域の自主防災組織が、高齢者など1人での避難することが難しい人を対象に訓練を行っていることや、岡山大学のグループの「カラダで覚える」ダンスを、防災教育に取り入れていることを紹介しています。
岡山市は「西日本豪雨では倉敷市真備町だけでなく、岡山市でも大きな被害が出ました。ひと事と思わず動画を見て防災に対する意識を高めてもらいたい」としています。