収益確保に井原鉄道が駅の命名権売り出す 2駅の愛称決まる

岡山県と広島県を結ぶ第三セクターの井原鉄道の収益確保などのため、命名権を売り出した2つの駅の愛称が決まりました。

駅の愛称が決まったのは、井原鉄道の清音駅と吉備真備駅の2つの駅です。
いずれも、地元の事業者が命名権を購入し、愛称は、清音駅が「ナラムラ」、吉備真備駅が「パンポルト」となり、それぞれ新しい駅名標の除幕が行われました。
清音駅の命名権を購入した建設会社の楢村貴宏社長は「生まれ育った清音なので、これからも井原鉄道をどんどん利用して協力していきたい」と話していました。
また、吉備真備駅の命名権を購入したパンの製造・販売店の戸澤実代表は「井原鉄道を利用して来たボランティアのおかげで、真備が復興できた。住みやすい街なので、また人が戻ってきてほしい」と話していました。
井原鉄道では、残る13の駅でも命名権を売り出していて、槙尾俊之社長は「駅名を通じて、地域の人たちに鉄道を認知してもらい、沿線とともに発展する鉄道を目指したい」と話していました。