自転車ヘルメット着用率7.3% “命守るためかぶって”

自転車のヘルメットの着用率について、岡山県警が5月に調査したところ7.3%で、努力義務化前の調査に比べてわずかに上昇しました。
しかし、多くの人が着用しておらず、警察は「命を守るためにかぶって」と呼びかけています。

道路交通法の改正で、自転車に乗るすべての人を対象に、ことし4月1日からヘルメットの着用が努力義務化されました。
岡山県警は、どのくらいの人が着用しているか、5月下旬、駐輪場が整備された駅周辺や商店街などで調査したところ、着用している人は2385人中173人で、7.3%にとどまりました。
警察は、ことし2月から3月にかけて、同じ方法で調査を行っていて、そのときの県内の着用率は4.3%でした。
3ポイント上昇したものの、ヘルメットの着用者が1割もいないという今回の結果について、県警察本部交通企画課は髪型が崩れるとか、電車に乗るときに持ち運びしづらいなどと考えている人が、まだ多いのではないかと分析しています。
その上で「交通事故で頭を打つと、死亡や後遺症につながります。事故に遭ってからでは遅いので、命を守るためすぐにかぶってほしい」と呼びかけています。