電動キックボード一部ルール変更で警察官が研修 岡山市

7月から一部の電動キックボードが運転免許なしに利用できるようになるのを前に、取締りにあたる警察官の研修会が岡山市で開かれました。

岡山市北区の県運転免許センターで開かれた研修会には、およそ50人の警察官が参加しました。
道路交通法の改正で、電動キックボードは大きさや装備など一定の基準を満たしたものを対象に、7月1日から、16歳以上の人は運転免許なしに利用できるようになります。
はじめに取締りの要領について説明を受け、免許なしで車道を走行できるのは、最高速度が時速20キロ以下のものだけであることなどを確認しました。
そして白バイの警察官が、一時不停止の違反を見つけて呼び止める取締りのデモンストレーションが行われました。
警察官たちは、実際に乗ってコースを走り、操作が簡単であるものの、思った以上にスピードが出ることや、小さな段差などでもバランスを崩す可能性のあることを体験していました。
県警察本部交通企画課の今西信行課長補佐は「一部の電動キックボードは自転車に近いルールで乗れるようになりますが、一時不停止などの違反があれば、車と同じように取締りの対象になります。乗車の前にしっかりとルールを確認してください」と話していました。