県立津山中学校でJICA出前講座 青年海外協力隊の活動紹介

津山市の中学校で、JICA=国際協力機構の出前講座が開かれ、青年海外協力隊の元隊員が派遣先での活動などについて語りました。

県立津山中学校で開かれた出前講座では、青年海外協力隊の元隊員で、和気町の小学校教諭・角田直也さん(35)が講師を務めました。
角田さんは、9年前にアフリカ南東部のマラウイ共和国に派遣され、ろう学校の指導員を1年9か月にわたって務めたということで、現地ではトウモロコシをのり状にした「シマ」という食べ物を主食にしていることや、小中学校などでは教員や教科書が不足していたり、中退をして働く子どもが多いことなどを紹介しました。
そして角田さんは、自分の目で見たり体で体験したりすることが大切だと述べた上で「無理だとあきらめず、夢に向かって進めば味方が増えていく。なせば成る」と生徒たちに呼びかけました。
生徒たちは「日本にいてはわからないことがたくさん聞けてよかった。これからも『なせば成る』の精神で、いろいろなことに挑戦していきたい」などと話していました。