里庄町の小学校 児童4人体調不良で搬送 熱中症か

9日正午ごろ、岡山県里庄町の小学校で体育の授業のあと児童10人が体調不良を訴え、このうち4人が病院に運ばれました。
消防や学校によりますといずれも命に別状はなく熱中症とみられるということです。

笠岡地区消防組合などによりますと、9日午後0時半ごろ里庄町の里庄東小学校から「児童に熱中症のような症状が出ている」と通報がありました。
救急隊員が駆けつけると2年生の児童10人が相次いで体調不良を訴えていたということです。
いずれも熱中症とみられ、このうち7歳から8歳の男女の児童4人が救急車や自家用車で病院に運ばれ、診察を受けたということですが、全員、症状は重くはなく、命に別状はないということです。
小学校によりますと、体育館で児童たちは午前中、体育の授業を受けていて、「シャトルラン」という走る競技を行い、授業を終えて教室に戻り、相次いで体調不良を訴えたということです。

【熱中症に注意を】
9日の岡山県は薄曇りで正午の時点で里庄町の隣、笠岡市の気温は24.5度でした。
県教育委員会は6月でも気温や湿度が上がると熱中症の危険性が高まるとして、体育などで体を動かす前に適切な水分補給を行うほか、熱中症の疑いがある場合は、早く水分や塩分を補給し、体温を下げるなど処置するよう呼びかけています。