サッカー天皇杯 ファジアーノ岡山が北九州に2対1で勝利

サッカー日本一を決める天皇杯で、J2のファジアーノ岡山は7日、J3のギラヴァンツ北九州と対戦し、2対1で勝って3回戦進出を決めました。

ファジアーノは2回戦からの出場となり、ホームのシティライトスタジアムで北九州と対戦しました。ファジアーノは前半から多くのチャンスを作り、相手のゴールに迫りました。そして、アディショナルタイムに櫻川ソロモン選手が相手のディフェンスの裏に抜け出して先制ゴールを決め、1対0とリードして試合を折り返しました。
さらに後半8分にも櫻川選手が相手の隙を突いてゴール前でボールを奪い、落ち着いてシュートを決めてリードを広げました。ファジアーノはその後、北九州に1点を返されましたが、リードを守りきり、2対1で勝って3回戦に進みました。3回戦は7月12日に行われ、J1の湘南ベルマーレと対戦します。

ファジアーノの木山隆之監督は「1発勝負なのでしっかり勝ちきることができてよかった。前半からある程度、試合をコントロールしていたと思うが、少しゴールが遠いと思う中で、1点が取れて余裕ができた。後半もある程度、自分たちのペースでサッカーをしながら2点目がとれたのでよかった。これまで出場機会がなかったり、少なかったりした選手が長い時間プレーしたが、十分タフにやってくれた」と試合を振り返りました。そして、3回戦に向けては「しっかり準備して勝ちにいきたい」と話していました。
     
チームを勝利に導く2ゴールをあげた櫻川ソロモン選手は、前半のアディショナルタイムの先制点について「相手のディフェンスが間延びしていたので、その場所を狙って、パスが来るのを信じて待っていた。そうしたらパスを出してくれたので、うまく決めることができた」と振り返りました。そのうえで「攻撃ではもっとクオリティーを上げて、前でチャンスを作ったり、決めきったりしないといけない。守備の面では、相手に1点を許したので、しっかり守りきるなどまだまだ全体的に改善していかないといけない」と話し、勝っても気を引き締めていました。