県が経済団体に要請 学生の積極採用・働きやすい職場づくり
来年春に卒業する大学生などを対象にした企業の採用面接が6月から始まり、岡山県などが県内の経済団体に積極的な採用や、働きやすい職場づくりの実現に向けた協力を要請しました。
岡山県の横田有次副知事らが、岡山市北区にある岡山商工会議所を訪れ、県経営者協会の野崎泰彦会長に要請書を手渡しました。
要請は県教育委員会と岡山労働局と行い、この中で、来年春に卒業する大学生などを対象にした採用面接が始まるなか、積極的な正社員の採用を求めています。
さらに若い世代の労働人口が減少し、県外に流出した若者を県内に呼び戻す事業への協力や、性別や年齢などに関わりなく、すべての人の多様な働き方を実現すること、それに働き方改革の一環として、業務を終えて次の業務を始めるまできちんと休息をとる「勤務間インターバル」の導入などを要請しています。
県経営者協会の野崎会長は「多くの企業から若い人の確保は大変だと聞いている。物価高の時代、働きやすい環境を実現するため、いかに労使が力を合わせていくかが問われている」と話していました。
一方横田副知事は「若い人たちが岡山で活躍できるかが、県の経済の活力の源になると思う。企業も引き続き働きやすい環境づくりに努めてほしい」と話していました。