旧統一教会関連団体が県教委施設でイベント 県議が申し入れ

旧統一教会の関連団体が6月、岡山県教育委員会の施設でイベントを行うことについて、県議会議員が県教育委員会に対して、施設を利用させないよう申し入れを行いました。

申し入れを行ったのは、日本共産党岡山県議会議員団で6月1日、県教育委員会の担当者に申し入れ書を手渡しました。
旧統一教会の関連団体「世界平和女性連合」が6月25日に、岡山市北区にある県教育委員会の施設の県生涯学習センターで、留学生の日本語弁論大会を行うということで、共産党県議団は申し入れ書の中で「関連団体が行うイベントなどを通じて接点をつくることは、統一教会の常とう手段だ」と指摘しています。
そのうえで「県施設の使用を許可することは、団体の活動に県がお墨付きを与え、被害者をさらに増やすことにつながる」として、今回の施設の利用許可を取り消すとともに、今後も旧統一教会と関連団体に対して、施設を利用させないよう求めています。
県教育委員会生涯学習課によりますと、施設の利用を申請する際の書類には、利用規約に基づいて、宗教団体の布教活動ではないことを確認する項目があります。
生涯学習課はNHKの取材に対して「施設でどのような活動をするかで利用の可否を判断している。今回は留学生の弁論大会を行うということで、利用を許可した」と話しています。