高梁日新高校 校名を「方谷學舎高校」に 記念式典開かれる

私立高校の高梁日新高校の名前が「方谷學舎高校」に変わり、6月1日、記念の式典が開かれました。

式典には、100人あまりの全校生徒と地域の関係者などおよそ30人が出席し、新しい学校名の「方谷學舎高校」を揮ごうした掛け軸の除幕が行われました。
新しい校名は高梁市出身の儒学者で、江戸時代末期に備中松山藩の財政の立て直しなどで活躍した山田方谷にちなんだもので、橋ヶ谷佳正校長は「次の時代の宝になる若い人たちを育てるために、新しい歴史をきょうからつくりたい」とあいさつました。
また生徒会長の竹本麻里さんが「伝統を受け継ぎながら山田方谷が大切にした『真心と慈しみをもって人に接する精神』を持ち、新たな一歩を歩みます」と決意を述べました。
方谷學舎高校は、少子化の影響で生徒数の減少が続いているほか、昨年度10人以上の教職員が退職するなどしていて、学校運営の立て直しが急務となっています。
高校を運営する学校法人の小谷彰吾理事長は「多くの教員が入れ代わりましたが、それをプラスにしていきたい。新しい教育を提案しながら生徒が一緒に学校をつくっていく喜びを体感できるようにしたい」と話していました。