全国一斉の自転車取締り 県内でも警察官が注意呼びかけ

自転車の事故を防ごうと30日、全国一斉取締りが行われ、県内でも警察官が傘を差しながら乗る人などに注意を呼びかけました。

雨が降るなか岡山市北区下石井の交差点には、午前7時半から岡山中央警察署の警察官9人が出て、通勤や通学する人の取締りと指導にあたりました。
そして傘差し運転をしている人や、イヤホンを使いながら乗る人を見つけては、道路交通法に違反し、危険であるためすぐにやめるよう注意を呼びかけていました。
警察によりますと、県内ではことしに入って4月末までに、自転車がかかわる人身事故が285件起きていて、自転車側にも法令違反があった事故は、およそ59%にあたる169件でした。
自転車を安全に利用する今月の「自転車月間」にあわせてのこの一斉取締りは、県内ではあわせて34か所、およそ140人の態勢で実施されます。
30日午前中には「一時停止違反」で1人が検挙、また「一時停止違反」や「右側通行」それに横に広がって走る「並進」などで158人が警告を受けました。
岡山中央警察署の塩見浩二交通二課長は「けさ多いなと感じた傘さし運転は、片手になってしまいハンドルやブレーキ操作が素早くできなくなり、交通事故が起きやすい。自転車は車両の1つなのでルールを守って安全運転に努めてほしい」と話していました。