新型コロナ感染の子ども 31人「急性脳症」日本小児神経学会

全国の小児科医が集まる学会が岡山市で開かれ、新型コロナウイルスに感染した子どものうち、少なくとも31人が「急性脳症」と呼ばれる脳の障害を引き起こし、このうち4人は死亡し、5人に重い後遺症が残ったことが報告されました。

岡山市の岡山コンベンションセンターでき25日から開かれている「日本小児神経学会」の学術集会では、ウイルス感染によって脳に障害を引き起こす「急性脳症」と、新型コロナウイルスとの関連性についての報告が行われました。
この中で研究グループから、全国の医療機関を対象に行った調査結果が発表され、去年5月末までに新型コロナに感染した18歳未満の子どものうち、少なくとも31人が「急性脳症」を発症していたことがわかりました。
このうち4人は死亡し、5人に重い後遺症が残ったということです。
また新型コロナによる急性脳症は、ほかのウイルスの場合と比べて死亡する割合がやや高いこともわかったとしています。
研究グループの代表を務める東京女子医科大学八千代医療センターの高梨潤一医師は「新型コロナに感染して急性脳症を発症し、重篤な状態になる子は数は多くないが一定数いることがわかった。今後さらに調査を続け治療法の確立につなげたい」と話しています。