岡山市「学校支援ボランティア」の学生2人 報償費を不正受給
岡山市立の学校でボランティアをしていた大学生2人が、うその活動報告を行い、報償費としてあわせて37万円余りを不正に受け取っていたことが分かりました。
報償費を不正に受け取っていたのは、岡山市立の幼稚園や小中学校などで教育活動を補助する「学校支援ボランティア」に登録していた大学生2人です。
岡山市教育委員会は、このボランティアに対して、1回の活動につき交通費などとして1000円、または2000円の報償費を支払っています。
市教育委員会によりますと2人は、自分で購入した印鑑を使って作成したうその活動報告をもとに、報償費を請求していて、1人は令和2年度から昨年度までに30万4000円を、別の1人は令和2年度に7万円を受け取っていました。
ことし3月、学校からの年間報告を調べていて、不正が分かったということで、すでに2人は全額を返金したということです。
3年間で30万円余りを受け取っていた1人は、令和3年度と昨年度は、一切ボランティア活動をしていないにもかかわらず、その間にあわせて234回、不正な請求を行っていたということです。
岡山市教育委員会生涯学習課の上野喜宣課長は「簡易な形式での申請や支給を行っていたので、不正につながりやすくなっていた」と述べ、書類の確認を徹底して再発防止に努めるとしています。