「障がい者本人の主張大会」日頃の考え将来の目標発表 美咲町

障害のある人たちが、日ごろ考えていることや将来の目標などを発表する「障がい者本人の主張大会」が18日、美咲町で開かれました。

これは美咲町の障害者支援施設や支援団体でつくるグループが、誰もが生き生きと暮らせる地域を目指そうと開いたものです。
6人がステージに上がって日ごろ考えていることや、将来の目標や夢などについて発表しました。
このうち、美咲町内の就労支援施設で働く山本聖夜さんは、仕事の内容などを紹介したあと「さまざまな経験を積み重ねてステップアップし、将来は農協か運送会社に勤めて親孝行したい」と述べました。
また津山市在住の岩元七海さんは、自分で描いた絵を元に、想像力を膨らませてつづった5つの詩を、身ぶり手ぶりを交えて朗読しました。
詩の中には、雨が降ったり晴れたりとさまざまに変化する空を、若い男女の心を映す鏡に例えた「気まぐれ空鏡」と題した作品もあり、集まった人たちから大きな拍手が送られていました。
発表を終えた岩元さんは「障害があっても普通に生活でき、自分の好きなことや得意なことを伸ばして生かせるような社会であってほしい」と話していました。