高齢ドライバーの安全意識高める講習会 倉敷市

春の全国交通安全運動のあわせて、高齢ドライバーの安全意識を高めるための講習会が開かれました。

倉敷市の自動車学校で行われた講習会には、県内に住む66歳から81歳までのドライバー13人が参加しました。
講習会では、衝突防止などの機能を備えた「サポートカー」に乗車し、ブレーキとアクセルの踏み間違いを防ぐ機能の体験が行われました。
参加者たちは、運転席に座ったスタッフが思い切りアクセルを踏んでも、車が障害物の前で自動的に停止することを確認していました。
また75歳以上のドライバーが、運転免許を更新する際に義務づけられている認知機能検査の練習問題が用意され、参加者たちは、1から9の数字がたくさん書かれた紙の中から、1と4だけを探してチェックを入れたり、事前に見せたイラストを覚えているかを確認したりして、記憶力や判断力を試していました。
参加した70代の男性は「初めて検査の問題を解いたが、自分ではできてると思っていてもできないところがあると痛感した。安全運転を心がけ、事故のないようにしたい」と話していました。
玉島警察署の藤原睦夫交通課長は「高齢者による追突事故や、歩行者をはねる事故も増えています。これからも運転を続ける人に危険がどこにあるか体感してもらい、悲惨な事故を起こさないよう心がけてほしい」と話していました。