JR津山駅のバリアフリー化の工事完了 設備の利用開始

JR津山駅で進められてきたバリアフリー化の工事が完成し、エレベーターなどの利用が始まりました。

津山駅のバリアフリー化工事は、JR西日本が駅を利用する障害者や高齢者の利便性や安全性を高めようと、総事業費およそ3億6000万円をかけて進めてきました。
この工事により、線路をまたぐこ線橋と3つのホームをつなぐ11人乗りのエレベーターが設置されたほか、ホームの床には視覚障害者が安全に歩けるよう誘導や警告を行うブロック、それに、階段には点字の案内板が付いた2段の手すりが設置されました。
11日は、JR西日本や津山市などの関係者が集まって、工事の完成を祝ったあと、実際にエレベーターに乗り込むなどして、使い心地を試していました。
車いすを利用している地元の男性は「駅のバリアフリー化で、自由に出かけられるチャンスが増えたのはとてもいいことです。これを機に、新幹線に乗って旅行に行ってみたくなりました」と話していました。
津山市の谷口圭三市長は「障害のある人や高齢者に快適さや便利さを感じてもらいたい。これから桜の季節を迎える津山に、JRを利用して足を運んでほしい」と話していました。