岡山市 河川のゴミたまりやすい場所AIで見つけ出す実証実験
岡山市は、川や用水路のゴミを減らすため、AIの画像解析技術を用いて、ゴミがたまりやすい場所を見つけ出す実証実験を行っています。
この実証実験は、岡山市と衛星データの解析などを行うベンチャー企業が共同で実施しています。
衛星画像や航空写真をもとに、AI=人工知能を使って、川や用水路でゴミがたまりやすい場所=「ホットスポット」を割り出し、効率的なゴミの回収や削減につなげるねらいです。
30日「ホットスポット」とされた笹ヶ瀬川沿いの3か所について、実際の状況を確認するため市の職員ら7人が現地に向かい、どの程度ゴミがたまっているのかなどについて調べていました。
ベンチャー企業「Solafune」の上地練CEO=最高経営責任者は「大きなホットスポットは検出できているが、まだ解像度が粗いなどの課題もある。今後解析の精度をさらに高め、ゴミ問題の改善につなげたい」と話していました。
岡山市資源循環推進室の平田健二さんは「河川のかなり広範囲でゴミのホットスポットが検出できるようになる考えている。しかし、まずはゴミのポイ捨てをしないでほしい」と話していました。
岡山市では、今後の効果を確認しながら実用化を検討するとしています。