新見市でスキー教室にウクライ人の親子が招かれスキーを体験

新見市で開かれたスキー教室に、ウクライナから県内に避難している親子らが招かれ、スキーを楽しみました。

このスキー教室は、倉敷市のライオンズクラブが、地元の子どもたちのために初めて開いたものですが、ウクライナから避難している人にも日本の冬を楽しんでもらおうと、その家族らを招きました。
このなかには、去年5月に、ウクライナ東部ハルキウ市から戦争の被害を逃れるため、岡山市内に避難して来たウクライナ人親子もいます。
スキーは初挑戦という親子は、インストラクターからスキー靴の履き方を習ったあと、スキー板をハの字にして滑る「ボーゲン」を教えてもらっていました。
親子は、みるみる上達し、ゆるやかな斜面を歓声をあげながら滑っていました。
娘のソフィアさんは「きょうはすばらしかった。ありがとうございます」と話していました。
母親のオルガさんは「人生の中で戦争を体験するとは思っていませんでしたが、きょうは幸せです」と話していました。
スキー教室を開いた「倉敷西ライオンズクラブサムライ支部」の武政智哉 支部長は「困難な避難生活を強いられているウクライナの人たちに気分転換をしてもらい、岡山の雪のすばらしさも感じてもらいたい」と話していました。