障害者らリハビリで馬と触れあう“乗馬療育”講演会 蒜山
障害者や高齢者がリハビリのために馬と触れあう「乗馬療育」についての講演会が、真庭市で開かれました。
講演会は真庭市の蒜山高原にある乗馬体験施設「蒜山ホースパーク」で開かれ、愛知県の星城大学講師の林原千夏さんが、リハビリなどで活用されている「乗馬療育」について紹介しました。
この中で林原さんは、乗馬をすることでバランス感覚が磨かれ、姿勢がよくなるなどの身体的な効果や、気持ちが落ち着きやる気が出るなどの心理的な効果、それに馬との関わりを通じて、相手への思いやりやコミュニケーション能力などが養われる効果が期待できると述べました。
講演のあとには乗馬体験も行われ、参加者たちはインストラクターたちと一緒に、屋内の馬場を回って馬と触れあう楽しさを味わっていました。
病気で右半身がまひし、現在もリハビリに取り組んでいるという79歳の女性は「馬に乗ることで心の安らぎをもらい、頑張ればできるという気持ちになりました。またぜひ乗ってみたい」と話していました。
林原さんは「これからも乗馬療育を広めるための活動を行い、多くの人に乗馬の楽しさや効果について知ってもらいたい」と話していました。