福祉学ぶ高校生が高齢者と交流 津山市の公民館

福祉について学ぶ津山市の高校生が、市内の1人暮らしの高齢者たちと一緒に、体操をしたり折り紙をしたりして触れあいました。

津山市の勝北公民館で開かれた交流会は、市内の美作高校で介護福祉士を目指して学ぶ1年生19人が企画し、地元で1人暮らしをする70代から90代の男女10人が参加しました。
はじめに体をほぐそうと生徒たちが見本を見せたあと、高校の校歌にあわせて首を回したり、手を前に伸ばしたりする体操をしました。
そして一緒に、鶴やハートマークを折り紙でつくり、生徒たちから手や肩のマッサージを受けると、参加者はうれしそうな表情を見せて喜んでいました。
また生徒が参加者に名前や好きな食べ物、それに今楽しみにしていることを聞き「カラオケ好き」とか「孫の笑顔を見ることが楽しみ」などと、全員の前で発表し合う「他己紹介」を行って親睦を深めました。
女子生徒たちは「交流できて楽しかった。この経験をこれからの学習に生かしていきたい」などと話していました。
参加した女性は「孫のように優しくしてもらえてうれしかった。生徒の皆さんには私たちの希望の星として、介護の勉強をしっかり頑張ってほしい」と話していました。