“可能な限り平日の日中受診を”医療スタッフ感染増でひっ迫

新型コロナの感染拡大などによる入院患者の増加に加えて、医療従事者の感染や濃厚接触も増え、県内では医療提供体制がひっ迫しています。
このため県や医療機関では、可能な限り平日の日中に受診するよう呼びかけています。

このうち岡山市立市民病院では、新型コロナや救急の患者を受け入れている中、医療スタッフの間でも感染したり濃厚接触者となったりして、出勤できなくなる人が増えています。
現在、欠勤しているのはおよそ40人にのぼり、看護師が担当とは別の病棟の患者の対応に当たったり、勤務時間を長くしたりして、やりくりしているということです。
しかし土日などの休日は一般の病院が休みになり、患者が市民病院などの総合病院に集まりやすい傾向があり、待ち時間が長い時には3時間以上になっているということです。
今後もこうした状況が続けば、あらかじめ予定された手術などに、対応できなくなるおそれがあると懸念を強めています。
岡山市立市民病院の桐山英樹救急センター長は「現場はかなりひっ迫してきている。家にある薬でしのげる場合は、平日まで待っていただけると非常にありがたい」と話していました。