井原市の酒造会社 昔ながらの手法で新酒「寒仕込み」本格化

井原市の酒造会社で、寒さが厳しい時期に昔ながらの手法で新酒をつくる「寒仕込み」が本格化しています。

井原市芳井町の酒造会社では、12月から新酒の「寒仕込み」が始まり、いま作業の最盛期を迎えています。
寒仕込みでは「和釜」と呼ばれる直径1・5メートルほどの鉄の釜を使った、昔ながらの方法で酒米を蒸します。
和釜に合わせて作られた、およそ400キロの酒米が入る大きな蒸し器が和釜の上にのせられ、寒さのなか熱い湯気を立ち上らせていました。
1時間半ほどして杜氏や蔵人ら4人が蒸し上がった酒米を取り出し、手でほぐしながら冷ましていました。
今回の酒米には、地元の子どもたちが田植えや収穫を行った岡山県特産の「雄町」も使われていて、このあと米こうじなどとともに、およそ1か月かけて発酵させ、3月ごろには新酒ができあがるということです。
山成酒造の杜氏・渡邊良夫さんは「たくさんの人が関わった雄町米がお酒になって、みなさんが喜ぶ姿を想像しながら酒造りに取り組んでいます」と話していました。