津山市の排水施設 設計ミスで耐震性の基準満たさず

津山市が整備した排水施設が、設計のミスで耐震性の基準を満たしていなかったことが、会計検査院の調査で分かりました。
市は補強工事を行うことにしていますが、工事にかかる費用の負担については、設計会社と協議して決めるということです。

問題があったのは、津山市が平成26年度から30年度にかけて、市内2か所に整備した「ポンプゲート」と呼ばれる、大雨の際に浸水を防ぐために水を川に排出する施設です。
この事業にかかった総額1億9200万円あまりの費用のうち、およそ8400万円が国からの補助でした。
補助金の使い道を検査する会計検査院が、去年1月から事業が適切に行われたかどうか調べたところ、ポンプを格納する鉄筋コンクリート製の構造部が、指針などで求められている耐震性を満たさない設計になっていることが分かりました。
会計検査院から連絡を受けた津山市が改めて耐震性を確認したところ、基準を下回っていたということです。
津山市によりますと、施設の設計を行ったのは市から委託を受けた県外の設計会社で、仕様書には要求される耐震性が書かれていましたが、会社側が見落として設計したということです。
津山市は7日、記者会見を開いて謝罪するとともに「業者のミスに加え、市も設計書がしっかりと仕様を満たしているかどうか、確認できていなかった。今後は複数での確認を徹底したい」と再発防止のための対策を講じる考えを示しました。
津山市では、速やかに耐震性を補強する工事を行うことにしていますが、工事にかかる費用の負担については、設計会社と協議して決めるということです。