児童が自分たちで植えた酒米収穫 井原の原料だけで日本酒造り

井原市で進められている、市内の原料だけで日本酒を造る取り組みの一環として、地元の子どもたちが自分たちで植えた酒米を収穫しました。

この収穫体験は、井原市芳井町の住民グループなどが、子どもたちに地元の農業や酒造りに興味を持ってもらおうと企画し、小学生26人が参加しました。
井原市内の広さおよそ10アールの田んぼでは、子どもたちがことし6月に植えた、岡山県特産の酒米「雄町」が立派に実り、収穫の時期を迎えました。
子どもたちが見守る中、最初に、地元の酒蔵の杜氏・渡邊良夫さんが稲の根元に鎌を入れました。
そして、子どもたちが鎌を持って田んぼに入り、一列になって腰をかがめながら、ざくざくと音を立てて稲を刈り取っていきました。
参加した子どもたちは「けっこう疲れるけど、慣れれば大丈夫です」とか「鎌で刈るのはいい気持ちだった」と話していました。
井原市の酒蔵では、去年から市内でできた原料だけで日本酒を造る取り組みを進めていて、子どもたちが収穫した米が原料の一部となる日本酒は、来年の春に完成するということです。
杜氏の渡邊さんは「地域のいろいろな人たちの手でつくられた大事な米を、みんなに喜ばれるお酒にしたい。自分自身も米の収穫に参加したので、酒のつくり手としてわくわくしています」と話していました。