安倍元首相「国葬」にあわせ岡山県庁に半旗

安倍元総理大臣の「国葬」が行われる27日、岡山県庁では、弔意を示す半旗が掲げられました。

ことし7月の参議院選挙で、遊説先の奈良で銃撃され、亡くなった安倍元総理大臣の国葬は、27日、東京の日本武道館で行われました。
岡山県庁では、屋上の高さ5メートルほどのポールに国旗と県旗を掲げていますが、27日朝は守衛のスタッフがふだんの位置から下げて、弔意を示す半旗にしました。
県は出先事務所などでも半旗を掲げましたが、県教育委員会は、県立の学校などに対しては、弔意を示すよう求める通知は出さず、小中学校については各市町村の教育委員会に判断を委ねるとしています。
国葬をめぐっては、NHKの世論調査でも賛否が分かれ、ことし7月の調査では、政府が国葬を行う方針について「評価する」が49%「評価しない」が38%だったのが、8月の調査では「評価する」が36%「評価しない」が50%と上回り、9月の調査では「評価する」が32%「評価しない」が57%と差が開いています。
県内の自治体でも、岡山市や倉敷市など半旗を掲げたところと、特別な対応はしないところで、判断が分かれています。
国葬は午後2時から行われ、岡山県の伊原木知事も出席しました。

岡山市北区にある自民党岡山県連の事務所では、国葬にあわせて記帳台と献花台を設置しました。
安倍元総理大臣が、ことし7月に奈良県で銃撃される前日に訪れていたのが岡山県でした。
県連の事務所には、安倍元総理大臣をしのぶ人々が次々に訪れ、献花台に花を供えて、写真に向かって静かに手を合わせていました。
岡山市内の60代の女性は「どこか記帳できるところがないか探してこちらに来ました。歴代の総理でもっとも長く務められ、実績もあり、国のことを思ってやってこられた方なのに、本当に残念です」と話していました。

県内では、国葬に反対する活動も行われました。
このうち、岡山市北区のJR岡山駅前には27日午後、市民らおよそ40人が集まり「国葬反対」と書かれたカードを掲げました。
参加者は、国葬は個人を特別扱いすることで憲法で定める法の下の平等に反する上、弔意の強制につながり、内心の自由を脅かすなどと通行する人々に訴えました。
活動を行った「岡山県9条の会」の伊原潔事務局長は「岸田首相は国民の声を聞くといいながら国会も開かず、国民の6割が反対する国葬を閣議決定で押し通した。私たちが政治に目を向けて、声を上げていかなければならない」と話しています。