真庭市 地域限定の電子通貨本格導入に向け運営協議会設立
真庭市は、スマートフォンのアプリで決済することができる、地域限定の電子通貨の本格導入に向けて、地元の商工会や銀行と運営協議会を設立しました。
市役所で開かれた設立総会には、太田昇市長をはじめ、地元の商工会や銀行の代表、それに福祉や観光の専門家などあわせて7人が出席しました。
スマートフォンのアプリでキャッシュレス決済ができる電子地域通貨は、全国各地で運用や導入に向けた実証実験が行われ、真庭市でも「まにこいん」と名付けた通貨の導入を目指しています。
市は「まにこいん」を、市内の商店での買い物や公共料金の支払いのほか、草刈りなどのボランティア参加者にポイントとして発行する計画で、9月20日の総会では、今後どのようにPRして普及させていくかなど意見を交わしました。
市は今年度中にシステムの準備や試験運用を行い、来年の夏ごろから本格的な運用を目指します。
真庭市の太田市長は「ボランティア活動に参加する市外の人たちを真庭の経済に巻き込むことで、地域全体の発展や共生社会の実現につなげたい」と話していました。