津山の小学生 食糧難西アフリカ・マリ共和国へ支援米の稲刈り

津山市の小学生が、食糧難に苦しむ西アフリカのマリ共和国の人たちに送ろうと育ててきた米の稲刈りを行いました。

津山市の高野小学校では、児童がみずから育てた米を、食糧不足に苦しむアフリカやアジアの人たちに送る取り組みを長年行っています。
ことしも地域の農家やボランティアの協力で、5月に小学校近くの15アールほどの田んぼに「キヌヒカリ」の苗を植え、15日、収穫の日を迎えました。
稲刈りには2年生と5年生の児童、およそ140人が参加し、かまを使って黄金色に実った稲を1株ずつ丁寧に刈り取りました。
刈り取った稲は数株ずつひもでくくって束にし、木や竹を組んで作った「はぜ」にかけて乾燥させる「はぜかけ」を行いました。
子どもたちが育てた米は、およそ600キロになると見込まれていて、年末にNGO団体を通じてマリ共和国に送られることになっています。
5年生の男子児童は「マリの人たちにちゃんと届くことを願って稲を刈りました。おいしく食べて元気に過ごしてほしいです」と話していました。