岡山県 旧統一教会系団体が関わったイベント後援が明らかに
岡山県は、「世界平和統一家庭連合」=旧統一教会の関連団体が開催に関わった、去年8月のイベントを後援していたことを明らかにしました。
また、旧統一教会が関わるイベントの実行委員会から、西日本豪雨の義援金を受け取っていたこともわかり、県は今後、より慎重に対応していくとしています。
岡山県は、12日、旧統一教会の関連団体が開催に関わった去年8月の「ピースロード2021inOkayama」というイベントを後援していたことを明らかにしました。
このイベントは、国際交流を目的に、平和を願ってサイクリングするもので、県では当時、旧統一教会の関連団体が関わっていると認識できず、イベントの目的などについて妥当性を検討した結果、宗教の関わりや営利目的はないと判断して、後援を決めたということです。
また、西日本豪雨の義援金などを受け付けるために県や福祉関係の団体などで作る組織が、4年前に旧統一教会が関わるイベントの実行委員会から、200万円の義援金を受け取っていたことも分かりました。
岡山県総務学事課は、「県民に疑念を抱かれる事態だと思うので、しっかりと検討するべきだった。今後、後援の承認基準などを県庁内で協議し、今まで以上に慎重に対応したい」としています。