西日本豪雨から4年 若者発!カラダで覚える防災

西日本豪雨から4年となった7月6日。
倉敷市の小学校で開かれた防災教室で、子どもたちが体験したのは「ぼうさいPiPit!ダンス」です。

考案したのは岡山大学の学生たち。
学生リーダーを務めるのは、ダンス歴19年の薮井琴子さんです。
薮井さんは、西日本豪雨の際に何もできなかったことを悔やみ、得意のダンスで貢献したいと考えました。
それ以来、プロジェクトに加わって「ぼうさいPiPit!ダンス」の普及に取り組み、コロナ禍でもオンラインで指導するなど、精力的に活動してきました。
このダンスには、災害時に役立つ3つの動きが取り入れられています。
1つめは「共助」。
周りの人と手を取って助け合うことをイメージした動きです。
2つめは「備える」。
地震が起きたときに頭を守って姿勢を低する動作です。
そして3つめが「指さし確認」。
身の回りの危険や備蓄をふだんから確認しておく意味があり、災害時にとっさに体が動くことが狙いです。
ダンスを踊った児童の1人は「楽しかった。防災とか地震のことが勉強できた」と話していました。
薮井さんは「防災について考えていこうというメッセージが、若いパワーとして発信できたかなと思います」と話していました。