竹田市のスポーツ施設が被災地の高校ラグビー部を合宿に招待へ

竹田市のスポーツ施設が被災地の高校ラグビー部を合宿に招待へ

ラグビーの夏合宿が行われる竹田市のスポーツ施設が、能登半島地震で被災した石川県輪島市にある高校のラグビー部を励まそうと、費用の一部を負担して今月末から始まる合宿にチームを招待することを計画しています。

竹田市の民間施設、久住スポーツ研修センターは、毎年夏になると高校ラグビーの強豪などが合宿を行っていて、去年は20校あまりおよそ1000人が参加しました。

施設によりますと、ことしの夏合宿に、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市にある日本航空高校石川のラグビー部が初めて参加することになったということです。

日本航空高校石川は、毎年冬に開催される全国高校ラグビー大会の常連校ですが、地震の被害により東京都内に拠点を移して練習を続けていて、施設では厳しい環境で頑張るチームを励まそうと、夏合宿を行う他の高校とともに費用の一部を負担することにしています。

久住の夏合宿には、東福岡高校や大阪の東海大仰星高校といった花園の優勝校も毎年参加していて、日本航空高校石川は今月末から4日間滞在し、こうしたチームと練習試合を行う予定です。

施設の代表取締役を務める後藤慶多さんは「久住で合宿をするチームはライバルであり仲間でもあるので、選手たちには他校の選手と一緒に互いを高めてほしい」と話しています。