高校生が“先生” 小学生に生物を教える授業 宇佐市

高校生が先生役となって小学生に生物を教える授業が宇佐市で行われ、児童たちは顕微鏡を使った微生物の観察方法などを体験しました。

宇佐市にある安心院高校では、周辺の小学校や中学校と連携して小中高の一貫教育に取り組んでいて、4日の授業には近くの2つの小学校から9人の児童が訪れました。

4日は、高校2年生の生徒9人が先生役となって、「生物基礎」の授業を行いました。

この中で、高校生たちは、対象物をガラスの板で挟んで顕微鏡で見られるようにする「プレパラート」の作り方を教えました。

このあと、児童たちは、高校生から指導を受けながらミジンコなどの微生物で自分でプレパラートを作りました。

そして、顕微鏡を使ってプレパラートを観察し、微生物が見えると、はっとした表情をする児童もいました。

授業を受けた児童は「いつもの授業と違い、とても楽しかった。教科書とかで見た微生物が顕微鏡で見られてうれしかった」と話していました。

先生役を務めた生徒は「人に教えるのは3倍くらい理解が必要なので、先生たちが授業をするのが大変だとわかった。児童たちが楽しんでいたので、顕微鏡で観察することのわくわくが伝わったと思う」と話していました。