「進撃の巨人」ラッピング列車運行 作者出身地の日田で出発式

世界的な人気漫画「進撃の巨人」をデザインしたラッピング列車の運行がJR久大本線で始まり、作者の出身地の大分県日田市で出発式が行われました。

このラッピング列車は大分県と福岡県で行われている国内最大級の観光キャンペーンの一環として、JR九州が1日から久大本線で運行を始めました。

博多と大分や別府を結ぶ特急「ゆふ」の車両のうち、2両の側面に世界的な人気漫画「進撃の巨人」に登場する巨人や巨人に立ち向かう兵士の姿が描かれています。

1日は作者の諫山創さんの出身地日田市の日田駅で出発式が行われ、椋野美智子市長などが出発の合図をして運行を祝いました。

特急ゆふは1日3往復運行されますが、どの便にラッピング列車が使われるかは日によって違うということです。

大分市からラッピング列車を見に来た40代の女性は「ラッピング列車が大分県でも走ったのがうれしいし、出発式の様子を近くで見られてよかった」と話していました。

この列車の運行にあわせて、日田市内のトンネルの出入り口の壁には物語に登場する巨大な壁の紋章や壁の中に潜む巨人などが描かれていて、トンネルに入る際物語の世界に入っていく感覚が味わえるということです。

ラッピング列車の運行とトンネルのアートはことし8月下旬までの予定です。