そばの産地 豊後高田市で春そばの花が見頃

豊後高田市で「春そば」の花が見頃を迎え、白いじゅうたんを敷き詰めたような風景が広がっています。

西日本有数のそばの産地である豊後高田市では、17軒の農家が春と秋の年2回そばを栽培していて、例年この時期に「春そば」の花が見頃を迎えます。

このうち、美和地区ではおよそ2ヘクタールの畑で春そばが栽培されていて、人の腰のあたりまで伸びた茎の先にかれんな花が咲き誇っています。

畑では、白いじゅうたんを敷き詰めたような風景が広がる中、ミツバチやチョウが蜜の香りに誘われるように花から花へと飛び回っていました。

市によりますと、ことしは種まきをした先月上旬ごろから雨の日が続き、成長の遅れが心配されましたが、その後は天候に恵まれ、例年どおりの時期に見頃を迎えたということです。

少なくとも今週いっぱいは見頃が続く見通しで、その後、そばの実の収穫が始まり、来月の終わり頃には市内の飲食店で新そばとして提供される見込みだということです。