JR佐伯駅 電動アシスト自転車など貸し出す施設がオープン

佐伯市の景色や観光地を自転車で巡ってもらおうと、JR佐伯駅に最新の電動アシスト自転車などを貸し出す施設がオープンしました。

「さいきりんぐターミナル」と名付けられたこの施設は、観光を通じたまちづくりに取り組む団体が、JR佐伯駅の駅舎の一部を改修して設けられました。

22日は団体のメンバーや市の職員など10人が集まり、開所を祝いました。

施設では、普通の自転車だけでなく、フル充電で最長6時間の走行が可能な電動アシスト自転車なども取りそろえていて、5種類、51台の中から目的に合った自転車を借りることができます。

料金は、4時間未満で借りた場合、普通の自転車が500円、電動アシスト自転車が700円、長距離移動に適したスポーツタイプの電動アシスト自転車が2000円などとなっていて、けがを防止するためのヘルメットやサポーターも借りることができます。

佐伯市では、美しい自然をはじめとする観光スポットを自転車で巡るコースを設定するなど、自転車を活用した観光対策に力を入れていて、佐伯駅の待合室には、去年も自転車の整備スペースやシャワールームなどを備えたサイクリングルームが開設されています。

団体の山本真央さんは「自転車で観光することで、佐伯の食や景色、それに人とのふれあいなどを身近に楽しむことができるので、ぜひ佐伯駅に来たら自転車を利用してほしい」と話していました。