九州で最も早いアユ釣り解禁に大勢の釣り人 筑後川水系

日田市などを流れる筑後川水系の川では、九州で最も早くアユ釣りが解禁され、待ちわびた大勢の人たちが朝から釣りを楽しみました。

日田市を流れる大山川や玖珠川など、筑後川水系の川では、毎年5月20日に九州で最も早くアユ釣りが解禁されます。

20日は解禁を待ちわびた大勢の人たちが朝早くから川の中に入り、ポイントを見極めたうえで長さおよそ9メートルの竿を操ってアユとの駆け引きを楽しんでいました。

アユ釣りは、縄張り意識の強いアユの習性を利用した「友釣り」という方法で行われ、生きているおとりのアユを泳がせて攻撃してきたアユを針でひっかけます。

地元の漁協によりますと去年、日田市で捕れたアユは37トンと5年ぶりの高い水準となり、体長が30センチを超える「尺アユ」もたくさん釣れたということです。

今シーズンのアユも例年並みに順調に育っているということで、20日もさっそく20センチあまりのアユを釣る人もいました。

宮崎県から訪れた50代の男性は「友釣りは手応えが魅力です。去年は大きなアユが捕れたのでことしも楽しませてくれると期待しています」と話していました。