一万円札の「顔」交代 新旧肖像生誕地 中津と深谷市長が対談

40年にわたって一万円札の「顔」として親しまれてきた中津市出身の福沢諭吉ですが、ことし7月から発行される新しい紙幣から、肖像が「近代日本経済の父」と呼ばれる埼玉県深谷市出身の渋沢栄一と交代します。
これを受けて14日、中津市と深谷市の市長が対談し、今後、両市で連携していくことを確認しました。

中津市出身の思想家で教育者の福沢諭吉は、40年前の1984年に一万円札の肖像に採用されましたが、ことし7月から紙幣のデザインが一新されることになり、肖像には新たに「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一が採用されました。

14日は渋沢の出身地、埼玉県深谷市の小島進市長が中津市の歴史博物館を訪れ、中津市の奥塚正典市長と共通の特産品であるネギをはさんで対談しました。

この中で小島市長は、肖像交代の話題性を一過性のものにしないため、長年、福沢諭吉で話題づくりをしてきた中津市から学びたいと話しました。

これを受けて奥塚市長は、▽子どもたちに福沢諭吉への理解を深めてもらうため、福沢のことばを課題にした書道大会を開いていることや、▽学校法人の慶應義塾などと連携して、功績をたたえるプロジェクトを立ち上げたことなどを説明しました。

このあと、小島市長は「福沢と渋沢は同じ時代を生きたのだから、今後はわれわれも市として連携を深めていきましょう」と呼びかけていました。

対談を終えたあと、小島市長は「今回の対話を深谷市のまちづくりにつなげたい。肖像となった2人も見ていると思うので、中津市としっかり交流していきたい」と話していました。

また、中津市の奥塚市長は「肖像の交代は残念だが、これから両市で連携してともに発展していきたい」と話していました。