豊和銀行の昨年度の決算 9期ぶりに「増収減益」

豊和銀行の昨年度の決算は、貸出金利息が増えたものの、経営不振の企業の再生支援に取り組み不良債権の残高が増えたことから、9期ぶりの「増収減益」となりました。

豊和銀行は14日、昨年度の決算を発表しました。

それによりますと、売り上げにあたる「経常収益」は株式の売却益の増加や、貸出金の利息収入が増えるなどした結果、5.9%増加して104億6500万円でした。

一方で、人材を確保するため人件費を増やしたことや、コロナ禍をきっかけに業績不振となった企業の支援を進めた結果、不良債権の残高が増えたことなどから、最終的な利益は前の年度から32.7%減少して8億7700万円となり、9期ぶりの「増収減益」となりました。

今年度の見通しについては、昨年度好調だった株式の売却の反動で減収となる一方、金利上昇に伴う貸出金利息の増加が見込まれることから、「減収増益」と予想しています。

豊和銀行の権藤淳頭取は「厳しい経営環境の中、営業ベースでの増収ができ、健闘した決算となった。一方で顧客の再生支援に積極的に取り組んだ結果減益となったが、さらに経営基盤を強化し地域社会や客に信頼され、真に必要とされる銀行となるべく取り組んでまいりたい」と話しています。