戦艦大和が攻撃受けるカラー映像 宇佐市の市民グループが公開

戦時中の映像の収集と分析を進めている宇佐市の市民グループは、戦艦「大和」が米軍機から攻撃を受ける場面のカラー映像など、新たに13種類の映像を公開しました。

宇佐市の市民グループ「豊の国宇佐市塾」は、アメリカの国立公文書館から入手した戦時中の映像の分析をしていて、12日、新たに13種類の映像を公開しました。

このうち、1945年3月19日に山口県岩国市沖で米軍機が撮影した映像からは、旧日本海軍の戦艦「大和」が攻撃を受ける様子が確認できます。

この映像は、数キロ離れた上空から撮影されたものとみられ、これまでに確認された写真と照らし合わせるなどして、大和と確認したということです。

また、1945年4月7日に鹿児島県沖で撮影された映像は、沖縄へ向かう大和などの艦隊が米軍機から攻撃を受ける様子を捉えたものだということです。

市民グループによりますと、大和のカラー映像が発見されたのは初めてだということです。

「豊の国宇佐市塾」の織田祐輔さんは「映像を通して多くの人が戦争について考えるきっかけになってもらえたらと思う」と話していました。

映像は、今月18日に宇佐市で開催される「平和ウォーク」で一般に公開される予定です。