名人戦第4局を前に 小中学生の将棋大会 別府市

今月18日から別府市で行われる将棋の「名人戦」七番勝負の第4局を盛り上げようと小中学生の将棋大会が市内で開かれ、120人余りの子どもたちが熱戦を繰り広げました。

藤井聡太八冠(21)に豊島将之九段(34)が挑むことしの「名人戦」はここまで藤井八冠が3連勝していて、今月18日から別府市で行われる第4局で初防衛がかかっています。

この大一番を前に地元の将棋熱を高め盛り上げていこうと、12日は小中学生の大会が開かれ、県内から120人余りが参加しました。

開会式では別府市の長野恭紘市長が「将来の藤井八冠がこの中から誕生することを期待しています。優勝目指して頑張ってください」とあいさつしました。

その後、子どもたちは実力別に6つのクラスに分かれ対局に臨みました。

この大会で優勝すると名人戦の対局前日に行われる「前夜祭」に無料で招待されるほか、最上位と女子のクラスの優勝者は名人と挑戦者に花束を贈呈する大役が務められるとあって、子どもたちは真剣な表情で指していました。

参加した大分市の小学3年生の男子児童は「将来の夢はプロ棋士です。藤井八冠はとても強いですが、いつか倒せるくらい強くなりたいです」と話していました。

大分県内では11年ぶりとなる「名人戦」七番勝負の第4局は今月18日と19日に別府市の旅館で行われます。