就農目指す人への今年度の農業研修始まる 佐伯市

農家の高齢化が進む中、新たな担い手を育てようと、ベテラン農家のもとで技術指導を受ける今年度の農業研修が佐伯市で始まりました。

この農業研修は佐伯市が8年前から行っている研修制度で、25日は佐伯市役所で今年度の入校式が開かれました。

今年度参加するのは、大分市出身の澤邊恵さんです。

入校式では田中市長が研修承認書を手渡したあと、「しっかりと学び、将来立派な農業者として成功することを期待しています。頑張ってください」と激励しました。

澤邊さんは、ほおずきとスイートピーの栽培について学ぶということで、「日々の研究を怠らず、品質の高い花を生産してたくさんの人に花の魅力を知ってもらえるよう頑張っていきます」と決意を述べました。

市によりますと、研修期間は2年間で、ベテラン農家のもとで専門的な栽培技術や経営方法を学ぶということです。

また、研修終了後はスムーズに就農できるように農地の確保などで市から支援を受けられ、これまでに28人が受講し、佐伯市内で就農しているということです。

澤邊さんは「講師のもとで2年間、できるかぎり多くのことを学び、努力を怠らず頑張りたいです」と話していました。