別府市の高校で看護師の卵が病院実習を前に「戴帽式」に臨む

別府市の高校で、看護師を目指す生徒たちが病院での実習を前にナースキャップを受け取る「戴帽式」に臨み、決意を新たにしました。

戴帽式が開かれたのは別府市の別府溝部学園高校です。

戴帽式は、看護師を目指して基本的な技術や知識を学んできた生徒が病院での本格的な実習を前に、決意を新たにする目的で参加するもので、25日は3年生29人が出席しました。

式では佐藤清信校長が「看護の道に進む覚悟を固めて社会から評価されるような立派な看護師になってください」と激励しました。

そして、生徒一人ひとりが教員から純白のナースキャップを頭にかぶせてもらい、ナイチンゲールの像の火をそれぞれが手に持ったしょく台に移していました。

この後、全員で看護の心構えを説いた「ナイチンゲール誓詞」を読み上げました。

式の後、3年生の吉廣心愛さんは「ナースキャップの重みを感じています。患者やその家族のことを常に思いやれるような看護師になりたいです」と話していました。

生徒たちはことし11月からおよそ1か月間、県内各地の病院で本格的な実習を始める予定です。