津久見市 埋め立て地に新庁舎 住民投票結果受けた予算案可決

今月21日に行われた住民投票の結果、新しい市役所を海沿いの埋め立て地に建設することになった津久見市で24日、事業を進めるための補正予算案が市議会に提出され、賛成多数で可決されました。

今月21日に行われた津久見市の住民投票では、老朽化した市役所に代わる新しい庁舎を、津久見港近くの埋め立て地に建設する案が、廃校になった中学校を改修する案を上回りました。

これを受けて、石川正史市長は24日に開かれた臨時議会で、「住民投票の結果を尊重し、埋め立て地への建設事業を推進する」と述べ、新庁舎の建設費用を計上した16億6200万円余りの補正予算案を提出しました。

補正予算案では、来年度に支出する額も含めておよそ41億5600万円かけて庁舎の建設を進めるとしていて、建設費用は、物価や人件費の高騰などを反映して、昨年度の当初予算よりも4億4000万円余り増額されています。

補正予算案は委員会で議論されたあと、賛成多数で可決されました。

今後はこの予算を基に工事が発注され、入札が行われることになります。

ただ、去年6月に行われた入札は参加する業者がなく、不調に終わっていて、改めて行う今回の入札で、参加する業者が現れるかは不透明な状況です。