合宿の高校生 由布市の施設で食事しアレルギー症状で救急搬送

由布市は、市が運営する施設で食事をした高校生がアレルギーの症状が出て救急搬送されたと発表しました。

21日、湯布院スポーツセンターで夕食をとった大分市内の高校の1年生の女子生徒が、気分が悪くなるなどのアレルギーの症状が出て、救急車で由布市内の病院に搬送されました。

由布市によりますと、女子生徒は、病院で症状がおさまり、入院せずに帰宅したということです。

女子生徒は学校の合宿で今月20日から施設に宿泊していて、卵アレルギーがあることを事前に申請していました。

このため施設では、アレルギーに対応した別メニューを女子生徒に提供しましたが、メニューにあった「えびカツ」に卵白が含まれていたということです。

市によりますと、「えびカツ」は冷凍食品で、以前から使っていましたが、最近、原材料が変更され、卵白が使われるようになったことをチェックできていなかったということです。

由布市は、生徒やその家族、それに学校に対して謝罪を行うとともに、「アレルギーに対応した別メニューを提供する際は、アレルギーの成分が含まれていないことを二重チェックするなど管理を徹底します」としています。