新庁舎めぐる津久見市の住民投票終了 投票率成立要件満たす

新しい市役所の整備をめぐる津久見市の住民投票は、21日投票が行われ、午後6時までにすべて締め切られました。
期日前投票も合わせた投票率は、午後3時の時点で59%余りとなり、住民投票の成立する要件をすでに満たしています。

今月14日に告示された津久見市の住民投票では、老朽化した市役所に代わる新しい庁舎をめぐり、津久見港近くの埋め立て地に建設する案と、廃校になった中学校を改修して移転する案のどちらに賛成するかが問われました。

投票は21日午前7時から市内15か所の投票所で行われ、このうち津久見小学校の体育館では、ときおり雨が降る中、市民が次々と会場を訪れて1票を投じていました。

投票は午後6時までにすべて締め切られ、市の選挙管理委員会によりますと、午後3時時点の投票率は23.28%となっています。

また、20日までに有権者全体の3割以上にあたる4873人が期日前投票を済ませていて、これらも合わせた投票率は59.17%となっています。

今回の住民投票では、投票総数が有権者数の2分の1、つまり投票率が50%に満たない場合は成立しないと条例で定められていましたが、すでに50%を超えていて成立する要件を満たしています。

開票作業は、このあと午後8時から津久見市民体育館で行われ、市民の選択が注目されます。