津久見市 市役所整備めぐる住民投票 成立要件満たすかも注目

新しい市役所の整備をめぐる津久見市の住民投票は、18日までに有権者全体の20%にあたる2700人余りが期日前投票を済ませました。
投票は21日行われ投票率50%以上の成立要件を満たすかどうかも含め市民の選択が注目されます。

今月14日に告示された津久見市の住民投票では、老朽化した市役所に代わる新しい庁舎をめぐり、津久見港近くの埋め立て地に建設する案と、廃校になった中学校を改修して移転する案のどちらに賛成するかが問われています。

市の選挙管理委員会によりますと18日までの4日間で有権者全体の20%にあたる2783人が期日前投票を済ませたということです。

最終的な投票率が67%余りだった去年12月の市長選挙では、最初の4日間で有権者の16%が期日前投票を済ませましたが、今回はそれよりも4ポイント、569人多くなっていて、関心の高さがうかがえます。

今回の住民投票は投票総数が有権者数の2分の1、つまり投票率が50%に満たない場合は成立しないと条例で定められていて、市民の選択の行方とともに住民投票が成立するかどうかも注目されています。

期日前投票は20日まで市役所新館の大会議室など4か所で行われます。

そして投票は21日に市内15か所の投票所で行われ、午後6時までに締め切られた後、午後8時から津久見市民体育館で開票作業が行われます。