旧日田彦山線の駅舎で地域の魅力伝えるイラストの展示会 日田

九州北部豪雨でバスによるBRTに切り替わった日田市の旧日田彦山線の駅舎を会場に、地元の名所や風景が描かれたイラストの展示会が開かれています。

この展示会は、日田市の大鶴地区の活性化をサポートする「集落支援員」が、地域の魅力を知ってもらうとともに、かつての鉄道の記憶を伝えていこうと、企画したものです。

会場の旧大鶴駅の駅舎には、おととし神奈川県から大鶴地区に移住した漫画家の「ツージーQ」さんが描いた、地元の神社や庭園など11点のイラストが展示されています。

このうち、「大鶴駅ホーム」という作品は、旅行カバンを抱えた男性がホームに降り立った様子が、ノスタルジックな雰囲気で描かれています。

また、「大肥川の桜並木」は、自転車を押しながら満開の桜をゆっくり楽しむ女性が描かれていて、7年前の九州北部豪雨で被害をもたらした川の美しい側面を捉えています。

展示会を企画した「集落支援員」の江田さつきさんは「大鶴地区の魅力を多くの人に知ってもらうともに、地元の人にも再認識してもらえれば」と話しています。

この展示会は、来月15日まで開かれています。